身体は嘘をつきません。
「大丈夫です」
「平気です」
「慣れているので」
そう言いながら、身体が限界を教えてくることがあります。
これは自分でも過去に自身の限界を越えて、身体を壊したことがあるのでよくわかります。
呼吸の状態、声のトーン、皮膚の突っ張り、話している時の目、筋肉の硬さなどがヒントです。
言葉では隠していても、身体にはその人の過去の時間がちゃんと残っています。
- 我慢したこと
- 無理したこと
- 飲み込んだ感情
- 緊張感にまみれた生活
- 誰にも言えないことを抱えている
それらは、
静かに身体に積み重なっていきます。
施術をしていると、
「この人は頑張りすぎてきたんだな」
と感じる瞬間があります。
身体を変えるということは、ただ単に関節や筋肉を緩めることではないのかもしれません。

施術を通して心身の安心を思い出してもらうこと。
これは私の整体の隠れたミッションのひとつである。
呼吸を忘れていた人が、もう一度深く息を吐けるようになること、吸えるようになること。
身体が本当に変わる時というのは、身体自身が “防御” をやめた時である。
身体は嘘をつきません。
だからこそ、身体にはその人の人生が出ています。
施術という仕事は、それを静かに受け取る仕事なのかもしれない。