#5|AI 時代に、変わらず大切なもの

2026.07.15

こんにちは。編集ノグチです。

私は長らく WEB 関連の仕事を生業としていることもあり、近年は「AI の活用法」について尋ねられる機会が増えてきました。雑談の延長での情報交換から、業務での活用サポート、プロジェクトチームへのレクチャーまで、その場面は様々です。

今では中高生はもちろん、小学生でも AI を使う時代なのかもしれません。私は定期的に、地域のスポーツコミュニティに参加しているのですが、彼ら・彼女らから、そのような話を聞かせてもらうこともあります。

ChatGPT をはじめとした各種 AI サービスは、あっという間に世間へ、そして世界へ浸透しました。そんな時代において、整体サロンでは AI をどのように活かしたら良いのでしょうか。私なりの考えを、少しまとめてみたいと思います。

最も大切なのは『問うチカラ・問い直すチカラ』

AI は、問いを何倍にも広げてくれることがあります。
しかし “問いそのもの” を代わりに生み出してくれるわけではありません。

私が他の方の AI 対話を見させてもらっていて、一番多いアドバイスは
「そういった場合は、──と聞いてみると良いかもしれませんよ?」
という、質問(プロンプト)の修正です。

数多くの対話を見てきて、一つ感じたことがあります。

それは、
『これまで自分が、自分自身や常識に対して、どれだけ問いを投げ続けてきたか。その姿勢が、そのまま AI との対話にも表れているのではないか』
ということです。

少し大袈裟に聞こえるかもしれません。
しかし、どれだけ自己と真摯に向き合い、問い直してきたか。
その積み重ねが、AI を使う場面にも表れることが多いように感じています。

反対に、安易な答えだけを求め続けてきた人ほど、AI が提示する “心地良い回答” を、そのまま答えとして受け入れやすい印象があります。

AI は、あくまで道具(ツール)です。

非常に優秀ですが、全知全能ではありません。
AI は高性能なマッサージ機のようなものです。
優れた道具ですが、それだけで整体師の代わりにはなりません。

「⋯⋯でも、AI はこう答えていましたよ?」
相談事を受ける立場の人は、このように言われる場面が稀にあるそうです。

それは
「うちのマッサージ機の方が高性能なのだから、整体師より優れているはずですよね?」
と言われることに、どこか似ているのかもしれません(流石にこれは極論ですが)

便利さと、本当の答えは、必ずしも同じではありません。

だからこそ
「AI を使いこなせなければ、時代に取り残されてしまう!」
と、過度に心配する必要はないと私は思っています。

整体師の方であれば、人の身体に向き合ってきた時間。
人の話に対して、真摯に耳を傾けてきた時間。
そして、自分自身に問い続けてきた時間。

そうした積み重ねは、AI が普及した時代になっても、決して色褪せるものではありません。
むしろ、そのような土台がある人ほど、AI という道具も自然に活かせるようになる。

私は、そのように考えています。