#5『身体に出るメンタルの状態』

2026.07.21

身体は嘘をつきません。

「大丈夫です」
「平気です」
「慣れているので」

そう言いながら、身体が限界を教えてくることがあります。

これは自分でも過去に自身の限界を越えて、身体を壊したことがあるのでよくわかります。
呼吸の状態、声のトーン、皮膚の突っ張り、話している時の目、筋肉の硬さなどがヒントです。

言葉では隠していても、身体にはその人の過去の時間がちゃんと残っています。

  • 我慢したこと
  • 無理したこと
  • 飲み込んだ感情
  • 緊張感にまみれた生活
  • 誰にも言えないことを抱えている

それらは、
静かに身体に積み重なっていきます。

施術をしていると、
「この人は頑張りすぎてきたんだな」
と感じる瞬間があります。

身体を変えるということは、ただ単に関節や筋肉を緩めることではないのかもしれません。

施術を通して心身の安心を思い出してもらうこと。
これは私の整体の隠れたミッションのひとつである。

呼吸を忘れていた人が、もう一度深く息を吐けるようになること、吸えるようになること。
身体が本当に変わる時というのは、身体自身が “防御” をやめた時である。

身体は嘘をつきません。

だからこそ、身体にはその人の人生が出ています。
施術という仕事は、それを静かに受け取る仕事なのかもしれない。