ゆりがおか整体院「河田一晃」先生:第3回

インタビュー

ゆりがおか整体院河田 一晃(かわだ かずあき)先生へのインタビュー最終回です。

河田 一晃【ゆりがおか整体院】神奈川
Solechika.PRO/s/Kazuaki_Kawada/

第1回では河田先生の人柄や価値観について、第2回では整体師になるまでの歩みを伺いました。最終回となる今回は「施術に対する考え方や学び続ける理由、そしてこれからの想い」をお聞きします。


第3回
『再び飛び立つチカラ』

Zoom インタビューにて

河田先生にとって「健康」とは何でしょうか?

私にとって健康とは、心も身体もストレスから解放されている状態だと思っています。身体に痛みがないことだけが健康ではありません。

心が疲れていると身体にも影響しますし、身体の不調が続けば心も沈んでしまいます。だからこそ、心と身体の両方が良い状態であることが大切だと考えています。

施術をする上で、最も大切にしていることは何でしょうか?

やはり「心と身体はつながっている」ということですね。これは勉強して覚えた知識というより、自分自身の経験から実感してきたことです。

会社員時代に心身の不調を経験したこともそうですし、多くのクライアントと向き合う中でも、それを何度も感じてきました。身体だけを見ても、本当の意味で良くならないことがあります。

その方がどのような生活を送り、どんなストレスを抱え、どんな思いで毎日を過ごしているのか。そうした背景も含めて向き合うことが大切だと思っています。

理想とする整体師像はありますか?

整体師は主役ではないと思っています。あくまでも主役はクライアントの方です。私はその方が本来持っている力を発揮できるように支える存在でありたいと思っています。

身体を整えることで、その人らしさを取り戻すお手伝いができれば嬉しいですね。裏方として支える。それが私の考える整体師の在り方です。

長年学び続けているコトー先生との出会いについて教えてください

コトー先生との最初の出会いは DVD でした。当時学んでいた整体とは少し違う考え方や視点に衝撃を受けたことを覚えています。身体は部分ごとに存在しているのではなく、全体でつながっている。

そうした考え方は、自分が現場で感じていた疑問とも重なる部分がありました。そこから学び続けるようになり、現在も講座や勉強会に参加しています。

なぜ、今も学び続けているのでしょうか?

人の身体には終わりがありません。同じ肩こりでも原因は人によって違いますし、同じ腰痛でも背景は違います。マニュアルだけで対応できるものではありません。だからこそ学び続ける必要があります。

そして、学べば学ぶほど、人の身体の奥深さを感じます。まだ知らないことがたくさんありますし、施術者として成長を止めたくないという思いがあります。

コトー先生のセミナーにて

施術において「常識にとらわれないこと」を大切にされているそうですね

そうですね。人の身体は十人十色です。マニュアル通りに進めるのではなく、その方にとって今必要なことは何かを考えるようにしています。症状だけを見るのではなく、その方自身を見る。

そうした姿勢を大切にしています。時には一般的な考え方とは違うアプローチになることもありますが、目の前の方が楽になることを第一に考えています。

整体院にフィギュアを置いている理由も、その考え方につながっていますか?

つながっていると思います。
最初は、自宅で飼っていた柴犬からフィギュアを守るために、整体院の方へ移動させただけでした(笑)

でも結果として、それが整体院の雰囲気を大きく変えてくれました。

来院された方がフィギュアを見て笑顔になる。
会話が生まれる。
緊張がほぐれる。

そういう場面を何度も見てきました。
身体だけではなく、心も少し軽くなってもらえたらと思っています。

海外から来院される方もいらっしゃるそうですね

はい。もともと子供の頃から英会話教室に通っていましたし、異文化に触れることは好きでした。大学時代には映画を字幕なしで観たいと思って勉強していましたし、旅行先で外国の方と話すこともありました。

その後、フィギュアや特撮を通じて海外のファンの方々とも交流するようになりました。SNS でつながった方が、日本へ来た際に整体院へ足を運んでくださることもあります。

「日本に来たら会いたい」
「整体を受けてみたい」

そう言っていただけるのは本当に嬉しいですね。

国籍や文化の違いを感じることはありますか?

もちろん言葉や文化の違いはあります。でも、身体が楽になった時の表情や「ありがとう」という気持ちは共通です。整体という体験そのものは、国境を越えるものだと思っています。そうした出会いを通じて、自分自身の世界も広がっていると感じています。

現在の「ゆりがおか整体院」に込めている想いを教えてください

整体院は、ただ身体を整えるだけの場所にはしたくないんです。ここへ来ると少し安心できる。肩の力を抜いて、自分らしさを取り戻せる。そんな場所でありたいと思っています。

派手なことをするつもりはありません。でも、日常の喧騒から少し離れて、自分を整えられる場所として存在し続けたいですね。私にとっては「安心できる秘密基地」のような場所ですし、来院される方にとってもそうなれたら嬉しいです。

最後に、これから出会う方へメッセージをお願いします

誰にでも、少し疲れてしまう時期はあると思います。私自身もそうでした。
だからこそ、一人で頑張り続ける必要はないと思っています。

身体を整えることで心が軽くなることもありますし、心が軽くなることで身体が楽になることもあります。
もし不調や悩みを抱えているのであれば、一度気軽に相談していただけたら嬉しいですね。

海外からのお客様

河田 一晃【ゆりがおか整体院】神奈川
Solechika.PRO/s/Kazuaki_Kawada/

第3回を終えて

子供の頃から変わらない正義感。挫折や心身の不調を経験した会社員時代。整体との出会いと独立。そして現在も続く学びの日々。河田先生のお話を通して感じたのは「人を整える」という仕事の背景には、まず自分自身と向き合ってきた人生があるということでした。

身体だけを見るのではなく、その人自身を見る。症状だけを見るのではなく、その背景にある人生にも目を向ける。そうした姿勢は、施術だけでなく、整体院という空間づくりにも表れています。

ゆりがおか整体院は、身体を整える場所であると同時に、自分自身を少し取り戻すための場所なのかもしれません。そして河田先生は、今日もその場所で「一人ひとりが再び飛び立つためのお手伝い」を続けています。

3回にわたり、河田一晃先生のお話をお届けしました。

編集ノグチ